皆一度は聞いたことがあるロシア民話ではないだろうか。うんとこしょ、どっこいしょのリズミカルな掛け声、佐藤忠良さんの絵が素晴らしいロングセラーの絵本。軽量でページ数も少なく字も大きい。小学１年の教科書にも採用されている。３歳ぐらいで読み聞かせをした方も多いだろうが、小学校入学前に再度読んで触れておくのもよいのではないだろうか。ケイト・グリーナウェイ賞受賞、ヘレン・オクセンバリー絵の「おおきなおおきなおおきなかぶ」（こぐま社）はリズミカルな文ではないが、シュールな絵が面白い。

追記：一年生になり息子が音読の宿題でこの作品を読んでいた。繰り返しの文というのは、まだ文字慣れしていない子どもにも読みやすいのだなと改めて思った。